ぬくもり通信2025.3.4
~ぬくもり通信3月号更新~
ぬくもり通信3月号更新いたしました✨
ぬくもり通信 2025.3月号 pdf
春の健康診断の受付が始まりました!受付期間は3 月1日~5月31日までとなります。
また春と言えば…フィラリアの予防シーズンも始まります!
フィラリアを媒介する蚊の活動期間は気温に関係しており、近年温暖化の影響で余裕をもった予防期間が必要になってきています💦
当院では今年からフィラリア予防推奨期間は、4月末~12月末までに変更となりました。
春の健康診断はフィラリア検査も含まれておりますので、ぜひこの機会に!
※わんちゃんはフィラリアのお薬処方時に、体重測定とフィラリア検査が必要です。
ぬくもり通信では下記のトピックをご紹介しております!
【飲水量について】
皆さんはワンちゃんネコちゃんの「飲水量」について気にしたことはありますか?「飲水量」とは、お水を飲む量のことです。飲水量を普段から気にすることは少ないと思いますが、実はワンちゃんネコちゃんの病気を見つける為に重要な目印となる事があります
例えば、元気がなく食欲もないといった症状が出た時に、飲水量が多くなりおしっこの量が多くなったという情報があれば、慢性腎臓病や、糖尿病などの病気を視野に入れることができます。
元気、食欲がないという症状だけであれば多くの病気から可能性が高いものを調べていくので動物への負担も大きくなり、適切な治療が遅れてしまうこともあります。飲水量に限らずいつもと違う様子があれば、それが病気の診断を行うのに役立つときがあります。その内の1つとして飲水量という指標があるので、日頃から気にして見てあげてください。少しでも気になることがあればご相談ください。
・犬➡体重1㎏あたり40~60ml
・猫➡体重1㎏あたり30~60ml
※上記は目安です。年齢や環境によっても変わります
【 予防で守るワンヘルス 】
予防は病気のリスクを低くし、健康を維持するために大切なものです。今回は代表的なワクチン、フィラリア、ノミ・マダニなどの寄生虫予防についてのお話です。ワクチンは、接種することで病原体への抵抗性をつけることができます。万が一、病原体に感染しても発症しなくなったり、発症しても軽い症状で済んだり、うちの子だけでなく他の子への感染拡大を防ぐことができます。「うちの子は他のわんちゃん、ネコちゃんと出会わない」「外に出ないので必要ないのでは?」と考える方もおられるかもしれません。しかし、病気になって通院する時や災害時の避難など、やむを得ず他の動物がいる環境に行かなくてはならない時があります。その際、普段予防している子に比べ伝染病にかかってしまう確率が高まってしまいます。現代の日本では狂犬病ワクチンを含め、ワクチン接種率が低下していると言われています。感染症が発生していない時こそ、みんなでワクチンを接種し、集団免疫をつけ、病気の蔓延を防ぐことが重要なのです。
寄生虫予防も同じく大切です。気温が高くなると寄生虫や病気を媒介する生物の活動が活発になります。「うちの子」が外に出なくてもご家族の誰かが家の中に持ち込む可能性もあります。
また、動物の病気の中にはヒトに感染する『人獣共通感染症』があります。予防は治療に勝ると言われていますが、『予防の意識と対策』がわが子の健康を守るだけでなく集団全体を守り、家族や人の健康も守ることにつながっているのです。

3月から木曜日のトリミングご予約が可能となりました!
(木曜日は獣医師不在となりますのでご注意ください。)
今回は『換毛期』についてです!
これからだんだん暖かくなり夏に向けてたくさん毛が抜ける時期になります。この換毛期では、抜け落ちるはずの毛が落ちずに皮膚の近くにあることで通気性が悪く不衛生な状態が続き匂いの発生や皮膚病を引き起こしてしまう可能性がある為トリミングで抜けた毛を落としてあげることで匂いや皮膚病の予防になります。
換毛期は特に短毛(柴犬など)の子がよく毛が抜けるので日々のブラッシングと月に1回程度のトリミングが皮膚の健康を保つためのカギになります✨

ぬくもり通信2025.2.17
~ぬくもり通信2月号更新~
ぬくもり通信2月号更新いたしました✨
ぬくもり通信 2025.2月号
このたび院長が、国際的な専門資格であるISVPS小動物外科認定試験に合格し、『小動物外科認定医GPCert(SAS)』を取得、副院長が世界基準の心肺蘇生プログラムを終了し、『RECOVER BLS&ALS』認定資格を取得いたしました✨
詳しくご紹介しております✨
院長が「ISVPS小動物外科認定医」に合格いたしました✨
世界基準の心肺蘇生プログラムを終了し、副院長がRECOVER BLS&ALS認定資格を 取得しました✨
ぬくもり通信では下記のトピックをご紹介しております!
【わんちゃんの老化】
わんちゃんの寿命は人よりも短いということは聞いたことがあるかもしれません。元気で子どもみたいと思っていても、人に換算すると意外と年を取っています。例えば小型犬の場合は8歳から中高齢期、12歳から高齢期と呼ばれ、小型犬の8歳は人でいうと46歳、小型犬の12歳は人の62歳くらいに当たります。わんちゃんの高齢期は大型犬>中型犬>小型犬の順に早く中・高齢期を迎えます。また、室外飼育の場合は比較的早く老化が始まる傾向にあるとも言われています。そこで今回は老化のサインをいくつかご紹介します!
■見た目の変化
・目の奥が白っぽくなってきた
・白髪が増えた
・毛づやが悪くなってきた など
■行動の変化
・ふらつく、つまずく
・トイレを失敗する
・名前を呼んでも反応しない など
老化のサインを見逃さず早めに意識してフードの変更や生活環境の見直しをしてあげることが健康寿命を延ばすコツです!
【猫の体が柔らかい秘密】
猫の体が柔らかい秘密、それは骨格の構造にあります。
人の骨はおよそ200本に対して、猫は240本もあります。
腰骨(腰椎)は人間より2本多くあるので背骨を柔軟に動かすことがでますし、肩甲骨は首の後ろ側にあるので足の動きに関わらず自由に動かすことができます。
鎖骨は退化していてとても小さく、他の骨と繋がっていないので肩回りも柔軟に動かせます。
さらに関節の可動域も広いため、両脇を抱えて持ち上げると体長は通常時の2倍位の長さに伸びます。
これらの骨格構造のおかげで猫は頭が通れるくらいの隙間があれば、どんなに狭い場所でも通り抜けられたり、いろいろな形の箱や容器にもすっぽりと体を収められたりするのです。
「猫はまるで『液体』のようだ!」と言われるのには、こんな体の秘密があったんですね。

2月はまだ寒い季節なので被毛を長く保つ子が多いですよね!
冬はアンダーコートが密になり毛玉ができやすくなるため「ブラッシング」が大事になってきます。ブラッシングをすることで、抜け毛が減って毛玉をできにくくすることはもちろんですが、皮膚を刺激することで血行促進・マッサージ効果もあるのです!さらに皮膚の状態をチェックできる為、体調管理や皮膚トラブル予防に役立ちます。ブラッシングの際、乾燥肌や静電気が気になる方は「保湿」で抑えることができます。Lämpöでは保湿のオプションメニューもございますのでお気軽にトリマースタッフまでお声がけください!
2月よりトリミングの予約がネット予約となります。
詳しくは下記をご覧ください。


ぬくもり通信2025.1.15
世界基準の心肺蘇生プログラムを終了し、副院長がRECOVER BLS&ALS認定資格を 取得しました✨
JaVECCS、ACVECC認定RECOVER BLS&ALS資格について
この資格は「日本の動物救命救急を世界基準に!」と心肺蘇生の方法を広める活動を
行っているJaVECCS(日本獣医救急集中治療学会)やACVECC(アメリカ獣医救急
集中治療学会)が推奨・認定する資格となります。

この資格取得には、世界基準のCPR(心肺蘇生)知識を身に着けるため、アメリカ人
獣医師による講義やテストなどをクリアしていく必要があります。
いくつものセクションにわかれており、トリアージ、使用薬剤の作用副作用、除細動
、一次心肺蘇生(BLS)、二次心肺蘇生(ALS)のより正確な知識、判断力を身につ
けなければなりません。
心肺蘇生は心停止、呼吸停止の状態の患者様に行う緊急処置であり、この心停止や呼
吸停止からいかに早くこの心肺蘇生を行うかによっても救命率は異なります。
当院では、定期的にスタッフで心肺蘇生処置トレーニングを行っております。
ご来院される患者様の命を1頭でも多く救えるよう獣医、看護スタッフ一同、貪欲な
知識欲と技術欲をもって努力してまいります。
