ぬくもり動物医療センター

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副院長がJaVECCS 主催 Point-of-Care Ultrasound (POCUS) ハンズオンコース を修了し、認定証を取得しました✨

当院副院長の守口麻央先生が、2025年8月24日に開催された JaVECCS 主催 Point-of-Care Ultrasound (POCUS) ハンズオンコース を修了し、認定証を取得しました。

 

今回の認定取得により、当院ではより一層、迅速で的確な診断と治療が可能となります。

<POCUSとは>
POCUS(ポーカス:Point-of-Care Ultrasound)とはその場で行える超音波検査で、わんちゃんや猫ちゃんの体の中の様子をリアルタイムに確認できる方法です。レントゲンやCTのように大がかりな設備を使わず、体の上からプローブをあてるだけで行えるため、痛みもなく、短時間で結果を得られるのが特徴です。緊急時や重症の患者様の「今何がおこっているか。今どんな治療が最も優先されるべきか」といった内容にフォーカスを当てたものとなります。そのため、患者様がなるべく安心できる体勢で、麻酔や鎮静も使わず、負担を最小限にして行います。
<どんなときに役立つの?>
POCUSは特に、緊急時や重症の患者さんに大きな力を発揮します。
  • 胸に水や空気がたまっていないか
  • お腹の内臓の周りに出血や液体がないか
  • 心臓の動きや循環の状態を評価
  • 今すぐ必要な処置は何か、追加検査や精密検査で何が必要か

このように、POCUSは、体を安全に“のぞき見る”ことができる検査です。

「今すぐ知りたい大切な情報」をその場で確認できるため、治療方針を迅速に決定し、早く・やさしく・正確に状態を知ることで、命を守ることにつながります。

<JaVECCSとは>
JaVECCS(Japanese Veterinary Emergency and Critical Care Society、日本獣医救急集中治療学会)は、日本における獣医救急・集中治療分野の学会です。
動物医療の高度化を推進し、救急・集中治療の質を高める活動を行っています。