動物看護師の更なる知識や専門性の向上が言われはじめ、長い年月がたちました。
国家資格化の話は以前からあったものの教育機関の整備などにより、なかなか実現できませんでした。

一昨年から試験の流れや受験資格などについて様々な情報が公開され、昨年は講習会や予備試験など試験に追われたスタッフもおりました。
そしてついに、この２月に初めて「愛玩動物看護師国家試験」が行われました。

当院は幸い「臨時休診」はいたしませんでしたが、全国の多くの病院で臨時休診が相次ぎ、ご不安になった飼い主様も多かったこととご推察いたします。

３月に行われました合格発表では当院から受験した３名全員が合格し、初めての「愛玩動物看護師」が誕生いたしました。

愛玩動物看護師は従来の動物看護師とは一線を画し、獣医が今まで行っていた採血や留置（血管確保）、注射などの様々な処置に携わることができます。
このような処置業務を愛玩動物看護師が行うことにより、獣医師はさらに診察、診断業務に集中できるようになります。

今後、愛玩動物看護師が患者様の採血や血管確保、外傷やお耳の処置など担当させていただく機会が増えていきます。愛玩看護師が行う処置は全て獣医師の指示の下、行わせていただきますのでご安心ください。

当院で新たに誕生した愛玩動物看護師の今後の活躍にご期待ください。
みなさまのご理解の程、よろしくお願いいたします。